コミュニティレポート:ゆんたく家 in 石垣島

 
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COMMUNIT

Y

REPORT

ゆんたく家 in 石垣島

こんにちは、BUFF事務局の吉野です。


今回は、Space Management/ 空間マネジメント(認定プログラム DAY2のテーマの観点から、

3月末に訪れた石垣島で見つけたスペースについて紹介します。

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取り上げる場所の名前は「ゆんたく家」。

沖縄の方言で「お喋り」を意味するという「ゆんたく」を冠したネーミングです。

石垣市の中心街を散策していた際に、アーケード商店街にて偶然に見つけました。



認定プログラムの講義では、空間マネジメントのポイントの一つとして、

「いかにコラボを生み出すか」という点を考えます。

ゆんたく家が仕掛ける、街なかにおける人の「コラボ」=この場合は「ゆんたく」、を生み出す空間への工夫として、個人的に三点、目に留まりました。



仕掛け1:ベンチ・縁側

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・お店が横に並ぶ中で、他より広い間口の縁側を設けることで、目に留まる

・ベンチが外に配置され、外と中の接続点には縁側が設けられており、中に上がらずとも気軽にちょっと腰を掛けようと、足を止めるきっかけになる


仕掛け2:テーブルの上に置かれた新聞

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・靴を履いたまま、縁側に腰を掛け、手に届く範囲にあるテーブルに、新聞が置かれており、ちょっと読んでみるかと人の滞在を促すきっかけになる

・棚に綺麗に収められているのではなく、テーブルの上に広げられている/手に届くという点がポイント


仕掛け3:旧式の井戸

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・入り口の脇に旧式の水汲みポンプが配置されており、好奇心旺盛な子どもたちを中心に人を呼び寄せる

・子どもたちが寄ってくると、一緒にいる親御さんも寄ってくる


実際、私がゆんたく家に吸い寄せられ(笑)、滞在時間30分近くに至った経緯を振り返ってみると、こんなジャーニーマップになります。

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ちなみに出会ったおじいさんが非常に博学な方で、図書館にある古い本を勧められたり、この後も彼から得た情報で旅がより楽しいものに彩られました。

街なかで同じ場に居合わせた人と「ゆんたく」から始まる出会い、

偶然なようでいて、その背後には、場を用意してくれた人の仕掛けがあるかもしれない...

振り返りながらそんなことを思いました。




おまけ:ゆんたく家から垣間見る石垣島の文化の紹介

スイジガイ

▲八重山諸島では魔よけとして玄関先に置く風習があるということ。

▲八重山諸島では魔よけとして玄関先に置く風習があるということ。

ミンサー模様

▲畳の縁に織り込まれていたのは伝統工芸品の八重山ミンサーの模様。五つのマス目と四つのマス目で、「いつ(五つ)の世(四つ)までも末長く……」という思いが込められている。

▲畳の縁に織り込まれていたのは伝統工芸品の八重山ミンサーの模様。五つのマス目と四つのマス目で、「いつ(五つ)の世(四つ)までも末長く……」という思いが込められている。


石垣島を訪れる際は、皆さんも是非休憩がてらにゆんたく家に立ち寄ってみれば、思わぬ出会いがあるかもしれません。

「まちなか交流館ゆんたく家」ウェブサイトはこちら


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