コラム:新年度に考えるコミュニティへの出迎え方

COLUMN

新年度に考える、

コミュニティへの出迎え方

こんにちは、BUFF事務局の吉野です。
4月に入り、新年度を迎え、学校や職場、部署など、新しいコミュニティに参加した人も多いと思います。

BUFFの認定プログラムでは、コミュニティマネジメントの切り口の一つとして

Member Managementを取り上げますが、

その際に、「 メンバーの入りと卒業をどう設計するか? 」ということを、

具体的な事例を取り上げながら考えていきます。

4月は新年度を迎えるコミュニティも多く、まさしく「メンバーの入り」のタイミングといえます。

新たにコミュニティに参加したり、

逆に新メンバーを迎え入れたりした人も多いのではないでしょうか?

迎えてもらったとき、あるいは迎え入れたとき、あなたのコミュニティでは何かしましたか?

4月1日、街なかでまだ身体になじまないスーツを着たフレッシャーズの様子を見ていて、
私も、ふと自分自身が新卒で会社に入社したときのことを思い出しました。

私の会社では、入社の前に研修などで集まる機会もほとんどなく、

大学の卒業式を終え、いよいよ後は入社だけというタイミングになったとき、

何か準備しなくて良いものか…等と考えたり、緊張と不安が高まっていました。

そんなときに、会社から家に贈り物が届いたのです。

「入社、楽しみに待っています」というメッセージの添えられた綺麗な花束でした。

入社の当日、例えば入社式をどう企画するかなどは、

入りの設計として、みんなの注目を集める分かりやすい一つの大事なポイントかと思いますが、

  • コミュニティに「参加する前」のメンバーのフォロー

さらには、

  • メンバーを「送り出す人」へのフォロー

    …というのも、実家に住んでいる新入社員にとって、届けられた花束は自分よりも、往々にして、両親へ喜びや安心感を与える効果があり、私自身も母親が喜んで花を生け直している様子を見て、嬉しかったことを覚えています。

このように、ともすると必ずしも必要ではない、ささやかな心遣いが、新たなメンバーに大きな印象を残す、そんな粋なコミュニティの出迎え方でした。

新年度、みなさん良いスタートとなっていますように!