コミュニティレポート:RYOZAN PARK大塚

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COMMUNITY REPORT

RYOZAN PARK 大塚

こんにちは、BUFF事務局の吉野です。

託児もできるビジネス長屋

― コ・ワークから子とワークへ

「ビジネス長屋」?「子とワーク」?

なんだか、見慣れない言葉の組み合わせですね。

こちらは、2015年に巣鴨に続きオープンしたシェアオフィスRYOZAN PARK大塚が掲げるキャッチコピーです。

以前知り合いに紹介されて以来、個人的にずっと気になっていたスペースで、

3月17日(日)に開催されたイベントを機に足を運んでみました。

今回は、そのイベントから見たRYOZAN PARKの様子をお伝えします。


イベントの概要

  • タイトル:『なければ、つくる。〜4人の母たちが挑む、育てる・働く・暮らすの新しい選択肢〜 』

  • 詳細:Facebookイベントページ

RYOZAN PARK大塚は大塚駅近くのビルにあります。

5階が個室オフィス、

6階が間仕切りのないフリーアドレス型のオフィス、

7階が保育園 RYOZAN PARK Preschool 100%英語で保育する認可外保育園

となっており、今回のイベントは7階で行われました。

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エレベーターを降りてすぐが玄関。たくさんの靴が並んでいます。

そして中から聞こえてくるのは子供の元気な声!

普段、都内で会社勤めをする生活を続けていると、なかなか子どものエネルギーに触れることもないので、

会場のあちこちに顔をのぞかせる子どもたちに、顔が自然と綻んでしまう自分がいました。

今回のイベントの登壇者は、RYOZAN PARK(以下、RZP)にかかわる4名のママさん達。

RYOZAN PARK PRESCHOOLのディレクターの近藤 直美さん

そして、

藤岡 聡子さん(ほっちのロッヂ 共同代表、福祉環境設計士)、

原 房枝さん(フリーランス、WEBディレクター)、

長谷川 萌子さん(オフィスミモザ合同会社 代表社員)は、

RZPの利用者で、この4月からそれぞれ地方に移り、移った先で自分で新たに場を作り出していくとのこと。

イベントは、今までのライフストーリー、各々にとってのRZP、今後の展望などを一人ずつ話していただいた後に、みんなでクロストークという運びで進みました。

細やかなトーク内容は割愛しますが、それぞれに語ってくれた四者四様のストーリーは、

「なければ、つくる。」という今回の企画のタイトルをまさしく体現するものでした。

お母さんとしてお子さんを育てているというだけでも頭が上がらないですが、

その傍らで、社会にも目を向け、場を作り出していく姿は、一女性としてとても背中を押されるものでした。

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彼女たちのパワーの源が垣間見えたトークの内容を少しだけ列挙すると:

  • 家族会議を設けてご夫婦で共に今後の指針を決め、それに沿って具体的に行動を進めてきた話

  • 「なんか好き/変」という感覚をコンパスに、目の前のことに取り組み、言葉にすることで、縁がその時々に舞い込んできたという話

  • 「母親」としての自分ではなく、「自分」としての自分を大事にする話

  • 結婚・出産を経て家庭を持った際、築いてきたキャリアとの折り合いの話

  • RZPでの家族ぐるみでの付き合いから、自分の家族を見つめなおす機会をもらえるという話

    (友達の旦那さんは○○してるという話が間接的に自分の旦那さんへの刺激になるetc.)

  • 家事をいかにこなすかというお母さんならではの話(動線をいかにコンパクトにするか!etc.)

などなど。

パワフルな姿を支える裏の話や思いは、興味がつきませんでした。

コミュニティ全体で子どもたちを育てる

トーク内容とは別に、イベント全体を通して考えたことに、子どもたちを「コミュニティ」全体で育てる、ということがありました。

今回のトークイベントはRYOZAN PARK Preschoolを会場にしており、

登壇者に限らず、来場者の方にも子連れのママさんが多くいました。

ママさん同士でお子さんの面倒を見合いながら、会が進行され、会場はあたたかな空気で包まれていました。

▲お子さんと一緒に発表を行う様子

▲お子さんと一緒に発表を行う様子

▲トーク中に登壇者の元にお子さんがやってくる様子

▲トーク中に登壇者の元にお子さんがやってくる様子

子どもたちが同じ場にいる中で、「お母さん」ではない自分を過ごせること。

そして、子どもたちはいつもの「お母さん」とは違った母親の姿を見ることができること。

多様な「お父さん」「お母さん」像

自分のことを振り返ると、私が見てきた自分の父親と母親の姿は「お父さん」と「お母さん」に限られていることが多かったです。

父親が外でどんな仕事をしていて、友とどのような顔で語り合っているのか、私は語ることができません。

また、母親は、「家族の面倒を見るお母さん」という使命感が強く、子供が社会人になり巣立ってからもその役割意識から抜けることに苦悩している様子があります。

親と子が、共に、家族以外のコミュニティに足を運ぶことで、お互いを単なる「親」「子」に縛られない、

多面的な「人」として認識が生まれ、家族内の風通しが良くなる気がしました。

RZPはシェアオフィスや保育所だけでなく、シェアアパートメントも運営しているとのこと。こちらの様子も気になりますね。

個人的にもまた伺う機会を作れればと思いますし、是非みなさんにもこの素敵なコミュニティを覗いてみていただけたらと思い、レポートにまとめました。


RYOZAN PARK の各種情報

HP:

https://www.ryozanpark.com/work

https://rzpschool.com

Facebookページ:

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