海外レポート:コワーキングスペース in パリ
こんにちは、BUFF事務局の吉野です。
今回は、年始ほんの少し滞在していたパリで、偶然通りかかったコワーキングスペースの様子をお届けします。
①Deskopolitan
初めてのパリ、勧められたパン屋さんを意気揚々と目指していた道すがら、目に留まった看板がありました。
フランス語は一切できない私ですが、BUFFの一員としてのアンテナが張られていたのか(笑)、「Coworking」の文字は目に飛び込んできました。中を覗いてみたい好奇心とライオンの取っ手のついた厳めしい門にひるむ気持ちと、しばらくの葛藤の末、入口の方へと足を進めました。
このコワーキングスペースの名前は Deskopolitan。
元々工場だった建物をロンドンの設計デザイン事務所 MoreySmithによっておしゃれに建て替えたコワーキングスペースで、一日に200人以上もの利用者が集まる場所となっているようです。
新参者は少し入りにくい印象でしたが、受付にいたコミュニティ・マネージャーを名乗る女性は「ここを離れられないから案内はできないのだけど」と言いつつ、突然の私の訪問にもフレンドリーに対応してくれて、BUFFの話も面白いと聴いてくれました。
ちなみに、Deskopolitanが使っているセキュリティシステムの紹介動画(英語)が面白かったので興味ある方はこちらから:Case Study: Deskopolitan selects HID Global’s Mobile Access Solution
Deskopolitanを出て、再びパン屋さんを目指そうと歩き始めると、なんと程なくしてまた「Coworking」の文字を発見しました。
②Närmare Coworking
スウェーデン語で 「Närmare:(誰かの)より近く」という単語を名前に掲げた、コワーキングスペース Närmare Coworking。
北欧調の内装の明るいカフェスペースで、オーナーが、自身が出張が多かった過去に、快適なノマドワークができる場所を探し求めていた経験から生まれたようです。
Närmare Coworkingは外から覗くだけで終え、再びパン屋さんへと歩き始めました。
ちなみに脱線しますが、寄り道をしながらもようやくたどり着いたパン屋さんはこちら。
美味しいパンでおなかを満たし、次の目的地に向けて再び歩き始めると、今度は「WORK」という文字を発見し、またまたコワーキングスペースのような雰囲気を放つ場所に遭遇しました。
③TWO
レストランとワーキングスペース、2つのコンセプトを掛け合わせた場所、という意味が名前に込められたTWO。
暖色系のあたたかな照明で居心地の良いレストラン感が外からも伝わってきます。
調べてみると、ベジタリアンやヴィーガンのメニューも扱っており、仕入れる材料もこだわる本格レストランのようでした。
ドイツ語のGemütlichkeitとデンマーク語のHyggeという単語を基調に、
“To feel well, to be well, to eat well, to drink well and to work well.”という理念を掲げているようで、食を大事にする姿勢が素敵なコワーキングスペースでした。
最後に:旅行者から見たコワーキングスペース
海外を訪れる時、私はWiFiに頼ってインターネットを利用することも多いのですが、WiFiを探すとき、コワーキングスペースを探すという視点は今までありませんでした。今回見つけた3か所のコワーキングスペースはどこも、会員じゃなくてもドロップインで利用できるようでした。コワーキングスペースは、旅行者にも活用してもらえるスペースなんだというのは個人的に新しい発見でした。
また、パリのお店の店員さんは、英語で話してもフランス語のままつれない態度で返されることも多いですが、その点、コワーキングスペースにいる人はオープンなので、居心地の良さもあるかと思います(笑)。
日本のコワーキングスペースでも、英語でのウェブ発信や看板設置などを促進すれば、新たな形での交流が生まれて、楽しいかもしれないなと思いました。
こんなことを一緒に語り合ったり、考えたりしたい方、BUFFメンバー向けの特別講義やBUFF bar などでお待ちしています!