卒業生レポート:「はじまりゼミ」がはじまるまで

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こんにちは、BUFF1期生の高越です。


もうすぐ一周年を迎える「BUFF コミュニティマネージャーの学校」。

私がBUFFに出会ったのは、ちょうど1年前。会社に勤めながら毎月第3土曜日に「Co-lab(コラボ)」というイベントを企画・運営していた頃でした。

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Co-labイベントは、一言でいうと「想いある個人の実験の場」です。「フラワーアレンジメントの面白さを知ってほしい」「ハーブやヨガを通じて健康になってほしい」など、本業とはあまり関係ないけどこんなことが好き、やってみたい!という想いあるゲストを毎回お呼びし、イベントを開催していました。

(詳細はこちら:Co-labイベントのつくり方


活動自体はとても楽しく充実感もありましたが、立ち止まるきっかけが訪れたのは、ちょうどCo-labを始めて1年が経ったとき。
今も十分楽しい。だけど関わる人たちにとってもっとよい場はつくれないのか。それまで感覚的でやってきたことを、きちんと体系的に学びたい。

そんな想いが大きくなっていたときに出会ったのがBUFF、すぐさま1期生に応募し、2018年9月から受講がスタートしました。

“ コミュニティは生きもの。脱皮しない蛇は死ぬ。”

BUFFでは、コミュニティマネージャーとして大事なマインドの部分から、空間マネジメントなどのハードの部分まで幅広く学べます。

得られる知識や、共に学ぶ受講生から受ける刺激はたくさんありましたが、中でももっとも印象に残ったのは、「コミュニティは生きもの。脱皮しない蛇は死ぬ。」というフレーズ。

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そもそも何のためにコミュニティをつくるのか?関わる人が増えて起きた変化に、どう対応し何を目指すのか。決して同じことを続けることが正解ではなく、時には生み出したものを閉じたり、方向性を見直したりすることも必要だと。

そう聞いたとき、Co-labでやってきたことを踏まえて、改めて何を目指したいのかを立ち止まって考えたいと思い、チームにも相談してCo-labは一次解散することになりました。けれども、これであっけなく終わりにしたくないという想いから、活動をまとめたZINEを制作、「休止符」を意味する「dot.(ドット)」をタイトルにつけて発行しました。

「はじまりを、はじめよう」


それから約半年後、私がはじめたのは「はじまり商店街」のコミュニティビルダーとしての活動です。

はじまり商店街って何?コミュニティービルダーって?・・・と、どちらもなかなか理解されないことが多いですが、はじまり商店街は、「場所に捉われずに、個人/組織課題を共有する場をデザインするコミュニティビルディングカンパニー」です。(Facebook:はじまり商店街

コンセプトは、「はじまりを、はじめよう」。

「こんなことがやりたい」という想いをカタチにしたり、「これはおかしい」という違和感を発信することができる場づくりをするのが、私たちコミュニティビルダーの役割です。ここ1年間で、はじまり商店街として303本のイベントを実施、うち96本のイベントでは初めてイベントにチャレンジする方々が誕生しました。

(ちなみに8月に私が開催したイベントはこちら)

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なぜコミュニティビルダーをはじめようと思ったのか。

BUFFの講義を終えてから、自分自身がCo-labイベントを続けることができた理由を突き詰めて考えたとき、まず行きついたのは、「私は別にイベントがしたいわけじゃない」ということでした。形にこだわっているわけではなく、誰かの「好き」や「やりたい」が形になったり、その人らしさや個性が表現されている瞬間に立ち会えることが面白かったからだったんです。


誰かの「はじまりが、はじまる」きっかけづくりに関わりたい、できることならその場に立ち合いたい。そう思ったからこそ、もともとはただの一参加者であったはじまり商店街で、自分自身も活動させていただくことになりました。

今後は、はじめたいことがすでにある方だけではなく、まだカタチにしたいものはわからないけれど、何かをはじめたいという方向けに、こんなゼミも開催します。

そもそも自分って何が好きで、何が嫌いなんだろう?何がやりたくて、やりたくないんだろう?という根本の部分から立ち返るゼミです。はじまりをはじめたい、だけど何かきっかけが欲しい、という方にはきっと楽しんでいただけると思います。


▼はじまりゼミ

https://www.facebook.com/events/2619889361409301/


BUFFに通い、どんな場をつくりたいのか?をまっすぐに問われたことが、今の道につながりました。またこうやって近況報告ができるように、今後も新たなものを生み出しつづけたいと思います。